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諏訪地質工業のよもやま話~地質調査の現場~

皆さんこんにちは!

 

有限会社諏訪地質工業、更新担当の中西です!

 

 

地質調査の現場ってどんなところ?🗺

 

 

今回は、**「地質調査の現場」**にフォーカスしてご紹介します!


私たちが日々どのような場所で、どんな作業をしているのか――
あまり知られていない現場の裏側を、ちょっと詳しく覗いてみましょう!


📍調査現場は、街の中から山奥まで!

 

地質調査と聞くと、「山の中で地面を掘る作業」といったイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
しかし実際には、私たちの調査対象は非常に多岐にわたります。

たとえば、以下のような場所で調査を行います:

  • 新築予定の住宅地の空き地

  • 建て替えや耐震診断のための学校や公共施設の敷地

  • 設備増設や改修に伴う工場や倉庫の敷地

  • 道路、橋梁、トンネル、堤防など大型インフラの建設予定地

  • 山間部や河川敷といったアクセスの難しい自然地形の中

現場は本当に“さまざま”で、市街地の駐車場の一角から、舗装もされていない林道の先の斜面まで、
「この場所で調査するのか…!」というようなケースも珍しくありません。

そのため、毎回が新しいフィールド。
場所によって必要な機材の組み方、作業の段取り、搬入方法などが異なり、毎回“現場対応力”が試されます。


🚧 調査の一日って、どんな感じ?

 

それでは、実際の地質調査(ボーリング調査)の一日をご紹介してみましょう。

① 朝一番に現場集合・準備開始

まずはチーム全員で現場に集合。
作業場所の安全確認、機材の搬入、車両の位置確認など、事前準備が一番重要です。

狭い現場では近隣の住宅や道路の通行にも配慮しながら進めます。


② ボーリングマシンの設置と水平出し

地面に対して垂直に正確に穴を掘るために、**ボーリングマシンの据え付けと水平出し(レベリング)**を行います。

ここで誤差があると、その後の調査データに影響を与えてしまうため、ミリ単位での調整が求められます。


③ 掘削開始!深さによっては数日がかり

ボーリングマシンの準備が整ったら、いよいよ掘削開始!

浅い場合で数メートル、深い場合では20〜30m以上掘削するケースもあります。
地層によって掘りやすさも異なり、硬い地盤や水分の多い層では時間がかかることも。

雨天などの天候変化にも注意を払いながら、安全第一で作業を進めていきます。


④ 一定の深度ごとに“試料”を採取

掘削の途中では、一定の深さごとに地層の試料(サンプル)を採取します。

これは地層構成や土質を判断するための非常に重要な工程。
採取したサンプルは現場でラベルを貼って管理し、のちほど土質試験や報告書作成に活用されます。

同時に、地層の硬さを測る**「N値試験(標準貫入試験)」**も実施します。
これは地盤の強度を示す数値で、建物の基礎設計などに欠かせない重要データです。


⑤ 掘削終了後は、埋戻しと清掃まで

調査が完了したら、掘った孔を安全に埋め戻し、現場周辺を清掃・原状回復します。
調査中に使った泥水や資材もきちんと回収し、「調査した痕跡ができるだけ残らないように」丁寧に仕上げていきます。

現場は借り物。
**「来たときよりも美しく」**を合言葉に、最後まで気を抜かず作業を終えます。


💡 地質調査の現場は「チームワークの現場」

 

調査の現場では、機械オペレーター、助手、記録担当、測量担当など、
複数名のチームで連携して動きます。

  • 機械の動作と人の動きが干渉しないように

  • 試料の受け渡しがスムーズに行えるように

  • 段取りと安全管理が並行して進められるように

一人では決してできない仕事。
だからこそ、「正確」「安全」「スピーディー」に調査を終えるために、チームとしての信頼と連携が何より大切です。


次回予告:ボーリングマシンと道具たちをご紹介!

 

次回のブログでは、現場で実際に使っているボーリングマシンの種類や特長、
そしてサンプル採取や測定に使用する専用道具たちをご紹介します!

「この道具でこんなことするの?」「思ったよりハイテク!」なんて驚きがあるかもしれません。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

諏訪地質工業のよもやま話~調査項目~

皆さんこんにちは!

有限会社諏訪地質工業の更新担当の中西です!

 

~調査項目~

 

建物や構造物の安全性を根本から支えているのが「地盤」です。そして、その地盤がどのような性質かを科学的に明らかにするのが、地質調査の役割です。

地質調査業者が実際に行う主要な調査項目とその意味について、分かりやすく深掘りします。


1. ボーリング調査(標準貫入試験:N値)

■ 目的

  • 地層構成、硬さ、支持力を調べる

  • 基礎の設計や地盤改良の判定に必要

■ 項目

  • N値(地盤の硬さを数値化)

  • 深度ごとの土質サンプル(コア)採取

  • 地層断面図の作成

→ N値は「この地盤がどれだけ荷重に耐えられるか」の基準。


2. スウェーデン式サウンディング試験(SWS)

■ 目的

  • 小規模建物や狭小地での地耐力調査

  • 住宅地などでの簡易地盤診断

■ 項目

  • 回転数・沈下量の測定

  • 換算N値の算出

  • 表層土の安定性確認

→ コスト・時間の制約がある現場で活躍。住宅メーカーにも多用される


3. 地下水調査・地下水位測定

■ 目的

  • 水位・透水性の把握、地下水トラブルの防止

■ 項目

  • 地下水位の深さ

  • 土壌の透水係数

  • 湧水・湿潤層の位置

→ 地下水が高いと、基礎沈下や液状化のリスクが増す


4. 土質試験

■ 目的

  • 掘削土・埋戻し材・地盤改良材の物理的性質評価

■ 項目例

  • 含水比

  • 粒度分布

  • 塑性指数・液性限界

  • 一軸圧縮強度

  • CBR(路床支持力)

→ 土の強度と変形特性を理解することで、適切な施工計画が可能に


5. 土壌汚染調査(環境調査)

■ 目的

  • 土壌汚染対策法に基づく法令対応・土地売買時の環境確認

■ 項目

  • 重金属(鉛、カドミウムなど)

  • VOC(揮発性有機化合物)

  • 油分、pH、六価クロム等の分析

→ 特定有害物質の存在を科学的に明示し、土地利用の安全性を確保


6. 液状化判定調査

■ 目的

  • 地震時に地盤が液体のように崩れる現象のリスク評価

■ 項目

  • 地下水位

  • 細粒分含有率

  • N値と地震動との関係

→ 特に河川沿いや埋立地での建設において必須の評価項目


7. 斜面安定調査・崩壊リスク評価

■ 目的

  • 法面(のりめん)や斜面造成地の安全性確認

■ 項目

  • 土質・地層傾斜

  • せん断強度試験

  • 地下水位と降雨の影響評価

→ 土砂災害対策や造成許可の取得に不可欠


「何を調べるか」で、未来の安全が決まる

地質調査の項目は、現場の用途・リスク・法的要件に応じて多岐にわたります。それぞれの項目が、“調べるために調べる”のではなく、未来の安全・コスト・安心を守るための選択なのです。

 

 

諏訪地質工業のよもやま話~ヒアリング~

皆さんこんにちは!

有限会社諏訪地質工業の更新担当の中西です!

 

~ヒアリング~

 

地質調査は、建築・土木・災害対策の根幹を支える非常に重要な業務です。しかし、その成果物の質は、現地に到達する前の「お客様とのヒアリング(要望確認)」によって大きく左右されます。

何のための調査か? どこをどう調べるのか? それを正確に掴むことが、調査精度・工程効率・コスト適正化のすべてに関わってきます。


1. なぜヒアリングが重要なのか?

■ 調査の「目的」と「期待成果」を正確に把握するため

  • 建築用途?土留め設計?液状化リスク?

  • どの層まで掘削する必要があるのか?

  • N値、透水性、土壌汚染…求められるデータは何か?

→ 「とりあえずボーリング」といった曖昧な依頼では、不十分な調査報告書になる恐れも


■ 現場の状況と条件を事前に把握するため

  • 道路幅・重機の進入可否

  • 近隣住民への配慮の有無

  • 騒音や振動に対する懸念

  • 仮設電源・水源の有無

→ 施工不能・遅延・近隣トラブルを未然に防ぐには、現地視察とヒアリングがセットで不可欠


2. ヒアリングで確認すべき主な項目

項目 内容例
調査目的 新築・増築・構造解析・土壌改良の基礎情報など
必要データ 地耐力、N値、土質、地下水位、土壌汚染など
調査方法の希望 ボーリング/スウェーデン式サウンディング/試掘など
納期・工程 工事スケジュール、データ納品の希望時期
報告書の形式 書面・電子、図面添付、要約版希望など
予算感・相談事項 許認可申請、補助金対応の可否など

→ 聞き漏れが命取りに。業者側から能動的に項目提示する姿勢が信頼を生む。


3. 良いヒアリングがもたらす“3つの成果”

① 調査精度の向上

  • 目的に合ったサンプル位置・深度・方法が選べる

② 工程の効率化

  • 重機搬入、仮設計画が事前に整理され、スムーズな現場運営が可能

③ 顧客満足度・リピート率の向上

  • 「分かってくれている」という安心感がクレームを未然に防ぐ


4. ヒアリングの質を高めるための工夫

  • ヒアリングシートの標準化

  • 施工前の現地写真を顧客と共有

  • 調査報告書のサンプル提示による期待値の明確化

  • 打ち合わせ内容を議事録・図面化して保管・同意確認


「よく聞く」が「よく調べる」を支える

地質調査の真価は、“調べたあと”ではなく、“調べる前の準備”で決まります。プロの調査員であるならば、技術力だけでなく、ヒアリング力こそが信頼される業者への第一歩です。

 

 

ブログ更新をはじめました。

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今後ともよろしくお願いいたします。